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2桁目前で代えられたことを怒るよりも、ここまで9勝しかできていない自分の不甲斐なさに怒るべきなんじゃないかと思う今日この頃。
とはいえ、金村の言うことにも頷けなくはないのです。「外国人監督だから記録のことはどうでもいいんでしょ」という部分。みなさん、何か思い当たる節はないですか?

そう、この日記のタイトルにもなっている田中幸雄さんのことです。
このページをちょくちょく見ている方でも忘れているかもしれないですがこのタイトル、最初に変更した時点では「幸雄さん2000本安打まであと25本」でした。その時点では、今年中に達成するだろうから10月には別のタイトルに変えようと思っていたんですが、まさかこんなに数字が減らないとは思ってもみませんでした…というより、まさかこんなに使われないとは、と言うほうが正確ですか。

今年は木元や小田が不調だっただけに、内野の層が薄かったですよね。小笠原がファーストを守る試合が多くなり、それならば幸雄さんの出番も増えるかと思いきや、スタメンでサードを守るのは今年一軍に上がってきたばかりの稲田。いや、別に若手を使うのが悪いわけじゃないんです。ただ、正直「稲田の半分でいいからスタメンで使ってくれよ…」と何度思ったことか(稲田ファンの方、すみません)。


去年、野村が2000本安打を達成した広島と比べると起用法の違いが鮮明になります。
広島は新井、栗原というファースト、サードどちらも守れる主砲がいるのですが、去年は記録達成をサポートするために守備位置が重なる野村を優先的に起用(その結果、主に栗原の出場機会が減る)。しかもサードではなく負担のかからないファーストを守らせた結果、シーズン中盤に2000本安打を達成することができました。*1

もちろん両チームのチーム状況の違いなど、考慮すべき差異は多々ありますが、当時の監督がカープ生え抜きの山本浩二氏だったのも大きな要因のひとつでしょう。ヒルマン監督が個人成績のことを考えていないかどうかはわかりませんが、“外国人監督”ということを理由にしたくなる気持ちがわからなくもない、というのはこのためです。


そんな状況(というか幸雄さん)を見ていたがゆえに、ついあの発言が口から出てしまったのだとしたら金村に同情しますね。もしそうなら、自分は金村を擁護しますよ。
そうじゃなかったらガッカリだけど。

*1:ちなみにその後、野村は主に代打で起用さるようになり、代わりに栗原がスタメン定着。栗原はこのシーズン打率.323、本塁打15本の好成績を残す