↓近藤氏

というわけで、ますざぶが編集部に処刑されてしまいました。
自分にとっては初めてネタを投稿した媒体であるとともに、ネット上で日記を書き始めるきっかけにもなった、本当に思い出深いページです。個人的には、こち亀のウソ最終回のようなドッキリじゃないのかなと(願望込みで)考えていますが、世の中そう甘くないですかね。なんとも残念です。


先日部屋の掃除をしていたら、去年の4月号が出てきました。ちょうどこの号から、前場所3位以内にはいった副賞の無料購読が始まったこともあってつい読み直してしまったのですが、その表紙には「紙面刷新第1弾は種牡馬総力特集!」の文字が踊っています。そして次号、つまり08年4月号でもまた紙面の大幅リニューアル。んー……一年とちょっとで二度も紙面をリニューアルするって、正直なところどうなんですかね? よっぽど売れ行きが悪いんじゃないか(そして、その前のリニューアルは大失敗だったんじゃないか)と勘繰ってしまうんですが。

同じ市場での直接的なライバル誌は『優駿』と『競馬最強の法則』ですが、ますざぶというバカコーナーは落ち着いた雰囲気の前者にも、馬券戦術中心の後者にもない、『サラブレ』だけの独自性を出せるページだっただけに、営業戦略としても勿体ないなあと思います。まあ、所詮は素人考えですがね。


ネット上では小田切ロロさんなどが編集部への抗議や、もし終わってしまうなら不買運動を呼びかけていますが、個人的にはあまり参加するつもりはありません。前者は、「編集部にとって、ますざぶってどうでもいい(というか邪魔な?)存在だったんだなー」というガッカリが大きいので、あまり気分が乗らないんですよ。何故かね。後者については、終わるかどうかに関わらず、もう『サラブレ』を買うつもりがないので。

特に熱心に競馬を見ているわけじゃないこともあります。が、それ以上に大きいのはますざぶに投稿しないなら、いまの『サラブレ』は金を出して買う価値は特にないと思っているから。僕は競馬以上に野球とサッカーが好きですが、週ベもサカマガもサカダイも、毎週は買ってませんよ。雑誌を買うには結局、何か「読みたい!」と強く思わせるコンテンツがないといけない。大して競馬が好きでもない人間に3年以上もの競馬雑誌を買わせ続けていた、そんなパワーが『ますざぶ』にはあった。こんな読者はあまりいないかもしれませんが、編集部の人にはそんな客層の存在も心に留めておいてほしかったです。


まあ、何はともあれ行司の近藤さん、本当にお疲れ様でした。とりあえず、最後っ屁として単行本を出してもらえると嬉しいな。