さらぶれ

とりあえず、例の謝罪記事に触れねばなりますまい。

最初、てっきり「この記事はサラブレ編集部とは一切関係がありません」とか書いてあるのかと思ってたんですよね。恥ずかしながら、今月号を見て「あ、あれ本物の記事だったんだ!」と驚いた次第でして。

基本的に、記事を書いた人間は自分の名前を記すことで、その内容全てが自らの責任であることを世に示します。匿名の執筆者、匿名の取材先といった不明確な形でしか載せられない時点で編集部はその内容が危険性を孕むことに気づくべきであり、記事掲載に関して当然その責を負います。謝罪記事の掲載は当然であり、理想論としてはそもそも元記事を掲載すべきではなかったのです。

とまあ、ここまでが建前。


前述のように僕はこの記事を誤解していたわけですが、要するにこれ自体が広告ページの域を脱してないんですよね。テレビドラマの最後に「この物語はフィクションです〜」というテロップが入るのはそれがないと「この話は本当にあったのか?」と聞いてくるバカな視聴者がいるからですが、今回も似たようなもの。信用できない虚構の記事に「このページはフィクションです」と付け忘れた。それだけの事だと思います。編集サイドはともかく、関係者もそんなに過敏反応することはないと思うんだけどなあ。増刊に記事掲載→次の通常号でお詫びというのはちょっと早すぎる気がする。


で、ますの感想。
全体的に「可もなく不可もなく」という感じ。『戦えJRAイレブン』。新要素の批評がスタートしたが、滑り出しにしては微妙なデキ。コーナーの性質上、ネタの鉱脈をハイペースで消費していくだけに先行きには一抹の不安。もっとも、金星給付数の多さから上位投稿者にはポイントの草刈り場として重宝されそう。

載せてもらって文句を言うのもなんだが、個人的には自分のような"上手い系"のネタは極力排除して、もっとバカネタを採用してもいいと思う。現時点では、どうにもワンパンチ足りない印象。その意味で、今月のベスト作はサントスの「言葉通じず」。裏の裏。

  • 出色のデキだったのはふきだシアター。まんべんなく良作があってグッド。通訳さんの台詞は普通、ボブの台詞(の訳)はカギカッコ入りなのも芸が細かい。ちなみに僕の第一感は「次回作の女優です、チョコボール向井さん」。載らねえよこんなネタ。
  • サンプルイラストの『穴熊』、居飛車穴熊だとなかなかこの形にはならないような気がする(7七歩が邪魔)。まあスペースの都合上しょうがないか。コラムはけっこう書きやすそう。
  • 優勝争いは来月にドラマがありそう。毎場所、楽日前には横綱のペースが落ちる。ここで点差をキープできれば仙波さんがあっさりだろう。