カンコンキン感想

12日金曜に行ってきました。以下、観てて思ったことをつらつらと。

ここに来る度に不思議に思うのがRマニア。コサキンのラジオで聞いている分には正直、理解できないときが多々あるんですけど、舞台で見るとまた違うんですよね。はじめはちょっと距離を置いて見てたんだけど、気づくといつのまにかその世界に引き込まれている。なんなのかなこれ。恋? (ラジオ前で漫然と聞くのと、劇場で真剣に観るのとではまた違うのかもしれませんね。演者の雰囲気とか分からないし…そう考えるとラジオで笑わせるって凄いことだ)

キャイーンは言うまでもないですよね。この二人のきちんとした漫才を見られる機会はなかなかないんですが、ツッコミは切れに切れてるしボケは破壊力があるし。それでいて、ソロの出番でもきっちり力を発揮する。これは使い勝手がいいだろうなと思いましたよ(テレビの製作スタッフにとって)。それがいいことかどうかはともかく、今の中堅〜若手が一過性のブームではなく継続的に人気を保っていくためには、コンビではなく個人、特にボケがひとりで出たときに何ができるのか、というのがポイントになるんじゃないですかね。何となく。

ルーさんはですね……内弁慶ですよね、この人。だからこそここでは自分の心と体をさらけ出せるのかな、とも思います。観れば分かりますが、本当にヤな体! まあ、でも出てくるだけで舞台の温度が上がりますね(湿度も)。以前ラジオで、ルーさんが出演した舞台を評して「会場の空気が変わる」って言ってたのを実感できます。この日、エンディングでファンからの花束が最も多かったのもこの人でした。

座長の関根さん。コントでとある若手アナの批判を長々。「では関根さん、そういう女性はお嫌いなんですか」「大好きだよ!」とまあ、そういった調子で。随所に「ウラ関根」が顔を出します。いまテレビに出てる顔しか知らない人は驚くんじゃないかな。コペルニクス的転回だと思いますよ。痴豚(=伊集院)さんや爆笑の太田さんなんかもそうだけど、「いい大人のやさぐれっぷり」って好きなんだよなあ、本当に。

いやー、本当に楽しかった。外に出たときは土砂降りでしたが、心は晴れやか。笑いながら駅まで濡れて帰りました。とりあえず続く限りは毎年見に行きます。来年こそは、すぐ売り切れちゃう千秋楽のチケット取るぞー。