明日は大塚を出してほしいなあ。「GOGO ○○!」はこっちが本家

本当は明日行こうと思ってたんだけど、予定変更してマリンへ。いろいろあるんだけど、「日本で上原を見るのは今日が最後かも」と思ったのが一番大きな理由。そんなわけで、今日はマリーンズ6割、上原3割くらいの感じで見ることに。

この日の始球式。「交流戦ということでロッテ、巨人にゆかりのある人をお呼びしています」というアナウンス。「山本功二か?」と思っていたら、なんと張本さんが登場。もっと偉大な人でした(失礼)。その模様は『週刊・御意見番』でやると思うんで詳しくは言いません。とりあえず「喝」があちこちに飛び交っていた、とだけ。

マリーンズの先発は小林宏之。先頭の清水は打ち取ったものの二岡のツーベース、続くローズに四球で1、2塁。小久保が三振で2死、そして迎えるバッターは地元に帰ってきた高橋由伸。ファウルファウルで粘られ、結局歩かせてしまい満塁。しかし下手に勝負するより、むしろ清原に回すほうが安心なので良し。何事もなく右飛に討ち取ってピンチ脱出。

その裏、先頭の小坂。フルカウントまで見た後、ストレートを弾き返してセンター前へ。何でもない当たりだったのだが、なんとセンターのローズが後逸! 打球はフェンスまで到達し、小坂は悠々ホームへ。予期せぬ形で1点先制。


しかし先制したのはうれしいが、何じゃこりゃ。ミスしたくてミスする人はいないけど、あえて言うなら草野球レベルのプレー。ケガが万全なら高橋由がセンター、こっちがDHでよかったんじゃないかな…。しかし上原は動揺を表に出さず、続く西岡、フランコ、ベニーを打ち取ってチェンジ。このあたりは流石。その後はお互いに走者を出しながらも抑え、中盤戦へ。決定打を欠くと言えなくもないが、どちらもその決定打を簡単に許すような投手ではないことも確か。

という心の声が聞こえたかどうかはわからんが、4回1死2、3塁から代田のスクイズで1点追加。しかし今年はスクイズが多い。今江のところでも何度か見てるけど、9番・代田なら想定して然るべきだったか……ってこれは後付けかな(実は代田のバントって初めて見るんですが)。2点リードで折り返し。


勝ち投手の権利がかかった5回、小林宏之がピンチを迎える。1死後、清水のうまい流し打ちでレフト線へツーベース。得点圏にランナーを置くと、ローズが失地回復(とまではいかないが)のタイムリー。打率が2割台前半とはいえ、たまには打つか。しかし追加点は奪えずに終盤戦へ。

8回はローズから。ピッチャー交代のアナウンスを聞いて「ああ、藤田→薮田か」と思ったら、薮田が頭から登板。一瞬「大丈夫かな?」と思ったけど、さすが中継ぎ部門ファン投票1位、クリーンアップを3人斬り。しかしその裏、上原もピンチを招くが切り抜け、最小点差に抑えて味方の反撃を待つ。これがエースの投球。


9回表、大歓声に送られ小林雅英がマウンドへ。先頭は清原でとりあえずワンナウトは確定、しかし続く阿部がライト線を破るツーベース。中大の時に出た五輪予選の頃から思ってたんだけど、本当にバッティングは物凄いんだよなあ(それだけに「巨人逆指名」というのを見た時は相当へこんだ)。リードのムラがなければもう一皮剥けるのだが、そうして欲しいような欲しくないような。ここで代走堀田、代打に斉藤宜之。その斉藤もセンターへ弾き返す。「抜けた…!」と思ったらそこには小坂、ツーアウト。仁志の打球は小林雅に当たったが、落ち着いて処理しジ・エンド。これで巨人に4連勝(後で見たら、当たってなければセンター前に抜けてたね。危なかった)。

9回が象徴的だけど、この日はマリーンズにちょっとだけ運が味方したという感じ。内容は紙一重だったけどね。勝ちを拾えてラッキーでした。対照的に、自責点1で敗戦投手になった上原は気の毒。もう少し攻撃陣に繋がりがあれば…。これではメジャーに行きたくなるのも仕方ない気が。理由はそれじゃないだろうけど。


ちなみにもうひとつのお楽しみだった“彼”は、見逃し三振もあったけど退場にはなりませんでした。ちぇっ。