この日、最も多く飛んだヤジは「ロペス、仕事しろー!」

というわけで神宮にやってきました。暑い。

ちなみに、この日は2,000本安打達成を記念した「古田デー」。「先着2万人に古田下敷きをプレゼント!」というのをやってたらしいけど、自分たち一行はもらえずじまい。有料入場者数は21,000前後だったのに…。


ライトは既に満員だったのでレフトスタンドへ。イーグルスの応援スタイル「鳴り物禁止」というのがどんなもんか興味津々だったんだけど、トランペットは普通に使ってた。ということは、鳴り物=太鼓ってこと? ただ、ロードではトランペットを使わないと応援の統一性が取れないという事情もあるのかも(人が少ないので)。あと山粼、酒井、飯田はそれぞれ中日、ロッテ、ヤクルト時代の応援歌を流用していたんですが、いいのかなあ、これ。それぞれの応援団に話は通してあるのか……まあいいけど(フルスタでどうなってるか知らないし)。あと、古田の応援歌が2種類あるように聞こえたのも気になった。


で、この日の試合。まず主役の一人目は岩隈。コントロールはそうでもないのだが、直球の伸びが抜群。レフトスタンドの中段から見ていても驚くほどの、糸を引くような球がミットにビシバシ収まっていく。配球の基本であるストレート、そして立ち足の右。どちらにせよ投球の軸がしっかりしてたらそうは打てないね、このピッチャーは。この内容を続けることが肝心なのですが、調整法を変えたらしいし心配無用、なのかな。

ヤクルトの先発は石川。投球内容ではむしろこちらのほうが上回っていて、単発のヒットは打たれても連打はなさそう(しかも四球で崩れるタイプではない)。「これはどうやって点を取るのか…」と思っていたところに、山粼武司がレフトスタンドにズドーン。8回、2死1塁でも好投の石川の後を託された河端からバックスクリーン脇へズドン。一人でこの日の全打点を叩き出して勝利に大貢献。武司最高。酒井も再三攻守を見せてたし、中日OB頑張ってるなあ。

しかし楽天は、この日の4番・ロペスがへっぽこである以上、それに頼らない得点方法を何か用意したほうがいいような気が。「打に期待できないチームは機動力野球」というのが常套手段なんですが、ベテラン中心のメンバーでは下手に動かせない。若手を起用するとそもそも出塁が期待できない、とまさに痛し痒し。そういや、森谷って何やってんのかな。


さて負けたヤクルトなんですが、その中で一番「見てよかったなあ」と思ったのは青木。9回の遊撃内野安打は走り出して数歩目でもうセーフになると思ったし、山粼の2本目の本塁打でも打球を追ってフェンスに駆け上ったりと、この人の足は本当に一級品。シーズン中に1番青木→2番宮本の組みかえも十分ありえる。というか、もうそうした方がいいと思えるほど。いい選手です。

よく考えたら、マリンでの開幕戦も勘定に入れると、今年見に行った楽天戦は2戦2勝。勝利の男神(命名:友人)。そして今度はマリンで巨人戦です。さあ、頑張るぞー。