いざ観戦。

この日のメニューはシートノック→紅白戦。メインは紅白戦、ということでのんびりとノックを見物。

何となく「おー、金城肩つえーなー」と思ったり、日本が世界に誇る古木・村田・鈴木尚の守備を堪能したりしていた(ササ願プラスの「師匠と呼ばせて」は名作!)のですが、ふと見ていて気がついた。万永、めちゃくちゃ上手い。

何がどう上手いのか具体的に説明するのは難しいんだけど、あえて説明をつけると、ボールを「捕る→握る→投げる」という動作が間断なく、かつスピーディーに行われるから「捕った!」と思った次の瞬間にはもう投げている。これがもう、ずば抜けて早い。一瞬、「比較対象が横浜の内野だからか?」と思ったが、そんなの問題じゃない程ですよ。見ていて、友人と「うめー!」「うめー!」連発。いや、本当に本当に凄かった。『守備でメシが食える』とはこういうことか、と思いましたね。正直見くびってました。ごめんなさい。


紅白戦は三浦−相川の五輪バッテリーと門倉−鶴岡の湘南バッテリーでスタート。風がホームに向かっていることもあってか、投手戦模様の淡々とした展開。それでもイースタン盗塁王の野中が、昨季の盗塁阻止率4割超の相川から盗塁を試みたり(結果はアウト)、途中で佐々木の登板があるなど、見所たっぷり。ウグイス嬢(バイト?)の「4番・レフト、鈴木尚典(なおのり)」(タイトルホルダーの名前くらい覚えろ)や、「ピッチャー……(7秒ほど沈黙)……門倉」(これは普通に読めるだろ!)という珍コールもあって、とても充実した試合でしたね。それに何より、南国特有のゆったりした空気と、野球を満喫できる環境。「ああ、ここに来てよかったなあ…」と、しみじみそう思っていました。雨が降り出すまでは。