野球界の流行語大賞

  • フルスイング!

今年のNPBスローガンですね。日本野球機構としてはこれが流行というのが望ましいんでしょうけど、得点の割合が「ホームラン>タイムリー」だった巨人、広島がそれぞれセの5、6位に沈んだというのが象徴的(by週ベ、データスタジアム)。こんなスローガンは時代錯誤ですよ。言葉として流行したかはともかく、戦術の流行としては「つなぐ野球」、むこうで言うところの「スモールベースボール」でしょうね。それだけは動かすことのできない事実。<外国人部門> カッコ内は発言場所。

発言者は順にズレータ、バレンタイン、ローズ、ミセリ
ローズは「Fuck!」も当然候補に挙がってくるのですが、それを言ったらここ10年ほど連続でノミネートされてるはずなので除外。

というか、ミセリは他にも名言が多すぎて絞りきれませんよ! 「俺は行かなければならない。バイバイ」とか!
横浜の元渉外担当・牛込さんは、外国人を見る際に大事な点を聞かれ「(日本野球に対応できるかどうかの)性格」と答えてますが、ミセリはダメなアメリカ人の典型っぽかったですねー。数字とビデオだけ見て獲ってくるからこんなハズレくじ掴まされるんだよ。バーカ(でもそこが巨人フロントのいいところですけどね!)


言葉だけでいうと「千葉ロッテが〜」なんだけど、キャラは断然ミセリだよなあ。もっと長い間見たい選手でした。惜しい男をなくした。

そういえば、今年はラミレスが目立ちませんでしたね。<社長部門>
三木谷さんに加え、ナベツネさんまで戻ってきてしまいましたね。短気なオーナーは見てる分には面白いんだけど、好きじゃないんだよなあ。すぐに口出すから現場がかわいそうだし。

で、最近の阪神・横浜球団の問題に関連した発言はいろいろあるんですが(村上さんも含めて)、上記のような理由から除外。「論理は通ってても、生理的に受け付けないからダメ」という抵抗感を覚えることって滅多に無いんですけどね。変化を嫌う日本人気質なんでしょうか、これ。

横浜の件に関しては「東北のファンに失礼」という、えのきどいちろうさんの発言が正鵠を射ている気がします。かわりにマルハでも買収したら?<日本人選手部門>
今年印象に残った言葉はほとんど…。
だってみんな「応援ありがとうございました。次も頑張りますので、よろしくお願いしまーす!」といった決まり文句しか言わないんだもん。そうなると、自然と印象に残るのはプレーオフや引退式といった特別な行事になってくるわけですが…。


やっぱり的場の涙ですかね。

松中の顔をアップにし続けて「さっさと泣けよ」と言わんばかりのカメラアングルも気に入らなかったけど、たぶん僕はこのシステム自体が気に食わないんでしょうね。選手を泣かせる(ようなシステムの)必要は、一体どこにあるのかと。

特に福岡のファンは、「レギュラーシーズンで1位になってしまったばっかりに、2年連続で胴上げを見せつけられる」という屈辱を味わってしまってるだけにちょっとね、もう少しどうにかならないかなーと、思う次第であります。

ただ、以前に須田さんが言っていた「パはセにないギミックを持つ必要がある」「下位球団にも何らかの敗者復活的ルートが欲しい」という意見にも深く頷くところがあって、そのへんは本当にどうしたらいいんだろう。

「反対はすれど対案は出さず」ではちょっとあれなのだが、前後期制でプレーオフくらいしか思いつかないよ。もしくは今のような「5ゲームで1勝を付与」という形ではなく、「○ゲーム差がついたら自動的に優勝」にするとか。もちろん、数字はなるべく小さめのほうがいいのだが(例えば7とか8とか)、数字の具体性・合理性という部分で「?」がつくのでなかなか難しい。やっぱり結論は先送りにしよう(日本人気質!)